先輩の声

胡谷 侑貴

“自分軸”をしっかり立てて、謙虚に、積極的に

私は大学院生としてvascular groupに所属しています。研究が主体ですが、週1回のカテーテル手技に参加したり、他病院で救急対応を行ったり。臨床現場との接点をもちながら、忙しくも充実した毎日を過ごしています。
臨床では薬剤やデバイスの効果と安全性を検討。研究では病気のメカニズムと向き合う。臨床で抱いた疑問を研究で追及できる当科の環境は、知的探求心を満たしてくれます。
臨床でも研究においても、チャレンジする姿勢を大切にしています。ポジティブな態度は自分自身と周囲の雰囲気を大きく左右させます。自分の信念を明確にし、前向きに取り組んでいれば、思わぬところから救いの手が差し伸べられることも。恵まれた感謝して、研究を形にしていきたいと思います。

胡谷 侑貴(2017年入局/専攻医)

入局した理由

研修医時代、岡山大学の関連病院で研修を行っていました。その際にお世話になった先生にご紹介いただいたことが入局のきっかけです。大学病院ということもあり、関連病院と入局者の多さ、診療の幅広さに惹かれたことも入局の決め手となりました。

入局してよかったこと

岡山大学病院に知り合いがほとんどおらず、医局の雰囲気が分からなかったので、入局するまでは不安でした。いざ入局してみると、先生方のお人柄のおかげですぐに打ち解けることができました。伝統ある医局なのに威圧的な雰囲気はなく、若い医師の意見にも耳を傾けてくれるので、認めてもらえる充実感があります。

研究について

私の研究は「臨床」と「教育」の二本柱。臨床研究では、血管内治療で用いる薬剤やデバイスの効果を検証しています。教育研究では、脳神経外科という専門性の高い分野に、医学生が親しみをもてるような教育の介入方法について研究しています。
いずれの研究もまずはデータ収集から。地道で根気のいる作業ですが、データが積み上がり、最終的に論文という形になったときの達成感こそが研究の醍醐味だと思います。
基本的には誰もが研究の初心者。データの収集や解析の方法、発表に至るまで、テーマが変われば初めて経験することがほとんどです。先輩や学会で知り合った仲間に助けられながら「初めて」を楽しんでいます。

1日の流れ

8:30 【出勤・カテーテル手技】 週1回の手技日。指導医からのフィードバックをもらいながら、技術を身につけることができます。
12:00 【昼食】 チーム全員で食堂へ。近況の報告や相談事をしながらのランチタイムです。
13:00 【カテーテル手技・医局カンファレンス】 全員参加での学会予行や抄読会では、自分の専門分野以外のトピックが入るため、情報をアップデートする重要な時間です。
17:00~ 【退勤】 日により異なりますが、手技がない日は基本的に17:00頃退勤します。

入局を考えている方へのメッセージ

教育体制は万全です。術前カンファレンスで理解度を確認しながら進行をコントロールしたり、手術中にも術者が積極的にポイントを教えたり。常に上級医からのフィードバックが受けられるので、ぐんぐん成長できますよ。
関連病院での勤務もあるので、市中病院の先生のお話も聞けるし、手術に入れば各病院のtipsを知ることもできます。きっと自分のロールモデルとなる先生を見つけられると思います。ともに研鑽を積んでくれる仲間をお待ちしています!