脳血管グループの紹介

  • 脳血管グループは、現在3名のスタッフと1名の医員、5名の大学院生が中心となり、脳血管障害の治療や研究を行っています。
  • 全国でも最も歴史のあるグループ(1971年開始)で、正確な画像診断を元に最適な治療方法を提供致します。
  • 多くの臨床研究にも参加しており、常に最新の治療機器を用いた治療に取り組んでいます。
  • 臨床のみならず、脳血管障害に対する多くの基礎研究も行っております。

新着情報

岡山大学脳神経外科脳血管グループのメンバー

※2023年4月現在

准教授 杉生 憲志  
病棟医 平松 匡文 助教
春間 純 助教
山岡 陽子 医員
研究室 胡谷 侑貴 医員、大学院生
枝木 久典 医員、大学院生
木村 颯 医員、大学院生
川上 真人 医員、大学院生
五月女 悠太 医員、大学院生
外部研究員 木谷 尚哉 外部特別研究員
村井 智 外部特別研究員

診療の特徴

主な診療対象疾患と当科での治療

  1. 脳動脈瘤
    従来の開頭術と最新の血管内治療を、患者様ごとに提供しています。特に血管内治療は日本でも早い時期から導入しており、当科の得意分野です。血管内治療では、血流変更ステント(Flow diverterや袋状塞栓デバイス)など、施設限定の最新治療機器等も積極的に導入し、治療しています。
    国内初のテーラーメイド3Dプリンタモデルを用いて術前シミュレーションを行い、個々の患者様に最適の治療法を提供しています。
  2. 脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻
    当科の得意分野の一つでこれまでの豊富な治療経験と実績をもとに、正確な画像解析で詳細に病変を評価し、治療成績の向上に繋げています。
  3. 内頚動脈狭窄症
    低侵襲な頚動脈ステント留置術を基本とし、脳血流評価を行ったうえで症例に応じて一期的ないしは二期的な頚動脈血行再建術を施行しています。
  4. 急性期脳梗塞
    県内有数の脳血管内治療医が在籍しており豊富なマンパワーを活かして、365日24時間体制で緊急治療に対応しています。
  5. もやもや病
    初代西本詮教授が世界に報告した疾患であり、岡山大学で開発されたバイパス手術を中心に、開設当初から多くの患者さんの診療・治療を行っています。

脳動脈瘤

脳動脈瘤とは、脳血管にできるコブ状に膨れた部分のことを言います。脳動脈瘤は、破裂すると頭の中で出血をきたし、くも膜下出血を起こします。破裂率は、個々の瘤により異なりますが、大きい瘤、形がいびつ、複数の瘤、また喫煙者、高血圧を有する患者様は破裂率が高いと言われています。

未破裂脳動脈瘤が発見され、破裂のリスクが高い方には手術治療(開頭クリッピング術またはカテーテル治療)が必要です。カテーテル治療では、コイルやステントを用いて治療を行いますが、当院では、適応のある患者様には、Flow diverterや袋状塞栓デバイスといった最新の治療機器を用いて治療を行うことが可能です。

Flow diverter(フローダイバーター)

一般的なステントよりも網目が細かく整流効果のあるステントであり、動脈瘤のある母血管に置くことで、瘤内の血栓化を促す働きがあります。動脈瘤のサイズや部位によっては、コイルを同時に使用する場合があります。


袋状塞栓デバイス

袋状塞栓デバイスはFlow diverterの一種類ですが、こちらは瘤内に留置するタイプの新しいデバイスです。これの形態は、網目の細かいみかんのネットのような形をしており、瘤内に留置することで、瘤内への血流を減少させ、血栓化を促す作用があります。

患者様ごとのテーラーメイド中空型 3D 脳動脈瘤モデルを用いた術前シミュレーション

光造形型 3D プリンタを用いて、血管撮影検査の画像から正確な中空化 3D 脳動脈瘤モデル作成法を考案しました。

当院では、予定治療症例毎にテーラーメイド中空型 3D 脳動脈瘤モデルを作成し、術前シミュレーションを行っています。本症例ではステント併用塞栓術を行いました。脳動脈瘤モデルを使用した術前シミュレーションでステント留置(赤矢印)のシミュレーションを行っています。手術当日も同様の手技をシミュレーション通りに行い動脈瘤(黄色矢印)が消失し完全閉塞が得られました。
この様な術前シミュレーションを行うことで、症例毎に適切な治療デバイスや治療方法を選択でき、より安全で確実な治療に取り組んでいます。

Haruma et al., World Neurosurg. 2022

脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻

「脳動静脈奇形」とは、脳の中で異常な動脈と静脈が毛細血管を介さず直接つながり、この部分がとぐろを巻いたような塊(=ナイダス)を作っている病気です。このナイダスに強い圧がかかるため、破れやすく脳出血やくも膜下出血の原因となります。

「硬膜動静脈瘻」とは、脳の表面を覆う硬膜上で動脈と静脈が毛細血管を介さず直接つながる(=シャント)病気です。動脈の高い血流圧が静脈にかかるので、静脈を逆流して様々な症状(拍動性耳鳴、複視、眼球結膜充血、痙攣、脳出血など) を呈します。

これらの疾患に対して、当院ではslab MIP画像や各modality(DSA,MRIなど)の詳細な画像を駆使して、血管解剖を正確に把握・診断を行い、治療方針(カテーテルによる血管内治療、開頭術、放射線治療)を決定しています。この解析により、安全で確実な治療が可能となります。

また、当院では2020年に岡山県での多施設共同研究として頭蓋内・脊髄動静脈シャント疾患の悉皆調査をおこなっており、dAVFの発症率は10万人・年あたり1.044人でした。dAVFはAVMの1~3割程度の発症率とされてきましたが、同研究においてAVMは10万人・ 年あたり0.805人の発症率であり、今回の研究でAVMとdAVFの発症率が逆転していたのは画期的な結果でした。

Murai, Hiramatsu, et al., Stroke. 2021
Hiramatsu, et al., Clin Neuroradiol. 2022

海綿静脈洞部硬膜動静脈瘻

様々な種類の画像解析を駆使して、詳細な病変部位の評価を行なっています。

血管撮影検査にて術前認めた病変(シャント)をコイルで閉塞した。

内頚動脈狭窄症

心臓から頭への血流を送るのに頚動脈があります。頚動脈は脳を栄養する内頚動脈と顔の皮膚を栄養する外頚動脈に分岐します。この分岐部は動脈硬化性変化が起こりやすい部位で、血管の壁にプラークが形成され、血管の中が狭窄を起こします。狭窄した血管では血栓が生じやすく、これが脳へ流れてゆくと脳梗塞の原因になります。

頚動脈狭窄症は、無症候性と症候性に分けられます。無症候性は、健康診断などの頚動脈エコーでも指摘される場合があります。一方、症候性とは脳梗塞発症または脳梗塞手前の一過性脳虚血発作(血栓が原因で脳梗塞の症状が出るが、24時間以内に改善するもの)を呈するものです。

無症候性で高度狭窄または症候性で中等度狭窄以上の場合は、脳梗塞予防のための頚動脈血行再建術が必要です。血行再建術には内頚動脈剥離術(CEA)と頚動脈ステント留置術(CAS)があります。CEAは、頚動脈を切開しプラークを全周性に摘出します。CASは、動脈からカテーテルを挿入し、狭窄部をバルーンで拡張し、ステントという筒状の金属でプラークを押さえつけ、血管を拡張させる治療です。

急性期脳梗塞

脳梗塞は、脳の血管が閉塞して血流不足により、脳細胞が時間と共に壊死していく病気です。急性期脳梗塞では、早期に再開通することで後遺症を減らすことが証明されています。治療方法として、発症から早期の症例では、rt-PA静注療法、血栓回収療法があります。特に血栓回収療法では、高い再開通率を得ることができます。基本的には、rt-PA療法は4.5時間以内、血栓回収療法は8時間以内が適応です。CT灌流画像では脳梗塞が完成していない領域(ペナンブラ)が評価でき、最近の報告では8時間以上経過した症例でもペナンブラ領域が多い場合は血栓回収療法の適応となります。

当院では急性期脳梗塞に対してCT灌流画像で急性期脳梗塞領域を解析し、再開通療法の適応を決定しています。

 

もやもや病

もやもや病は、小児期・成人期において脳梗塞や脳出血を引き起こします。SPECT、MRI、脳血管撮影といった画像検査をおこない、もやもや病の状態を評価し、脳卒中予防のため、必要な方には手術加療をおこなっています。手術には、間接バイパス、直接バイパス、その両方をおこなう複合バイパスがあります。間接バイパスは、脳表に側頭筋を敷き、血流を補います。直接バイパスは、頭皮の血管を脳表の血管に吻合し、血流を補います。現在、複合バイパスが主流となっています。当院では、初代西本教授から診療・研究をおこなっており、詳細な画像検査を行い、バイパス手術など適切な治療を提供しています。 

診療実績

脳血管障害手術

年度 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022
総数 55 40 69 53 52 58 50 57 37 46 26
動脈瘤 37 24 38 30 33 33 23 22 14 19 9
脳動静脈奇形 2 2 2 0 0 1 3 4 3 2 1
頚動脈内膜剥離術 6 4 2 2 1 1 1 0 0 0 0
バイパス手術 8 8 14 13 12 7 14 19 10 13 10
高血圧性脳内出血 2 2 1 1 3 2 0 2 1 1 5
その他 11 7 3 14 9 10 9 11 1

血管内手術

年度 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022
総数 131 147 141 109 120 134 125 134 139 136 122
動脈瘤 59 69 56 46 49 64 49 61 67 69 69
脳動静脈奇形
硬膜動静脈瘻
26 25 26 19 29 21 23 22 28 25 8
閉塞性脳血管障害 29 30 30 24 22 28 26 28 20 24 25
(内、ステント使用例) 17 23 23 18 17 21 11 23 13 16 12
その他 29 20 20 21 27 23 24 18 20

研究の特徴

  1. 基礎研究:くも膜下出血
  2. 基礎研究:もやもや病
  3. 基礎研究:脳梗塞
  4. 臨床研究:動脈瘤
  5. 臨床研究:もやもや病
  6. 臨床研究:AVF、AVM、急性期脳梗塞など

基礎研究:くも膜下出血

SAHモデルラットに対する抗 HMGB1 抗体投与の脳血管攣縮抑制効果、神経保護効果

くも膜下出血(subarachnoid hemorrhage: SAH)は病変部位の再出血予防を行っても、出血による脳損傷が原因で神経炎症が惹起され、脳血管攣縮による脳循環動態の悪化など、重篤な合併症をきたす疾患です。

一方、敗血症や急性膵炎などの様々な疾患で HMGB1(High Mobility Group Box-1)の関与が報告されており、中枢神経系疾患である虚血性脳卒中、頭部外傷や脊髄損傷においても、HMGB1 は神経炎症の一因子として作用します。

我々は、HMGB1 が SAH 後の脳血管攣縮に関与していること、さらに抗 HMGB1 抗体投与が HMGB1 を中和し、炎症のカスケードを防止することにより、脳血管攣縮抑制効果、神経保護効果を示すことを報告しました。

Haruma et al., Sci Rep. 2016

急性期SAHモデルラットでのNADH蛍光によるcortical spreading depressionの評価

くも膜下出血発症ラットモデルで、脳表上に紫外線を断続的に照射し、NADHの励起光として発せられる蛍光をCCDカメラにて撮影し、cortical spreading depression(CSD)を観察することに成功しました。これにより、CSDは、脳皮質の前方から後方に向かって脳血流の増加とともに伝わることが観測できました。また、神経細胞が50%損傷を受けるの脱分極時間は22.4分と予想されました。

Shimizu et al., J Neurosurg. 2018

SAH 後の早期脳損傷は、早期に脳低温療法を導入することで予防できる

くも膜下出血( subarachnoid hemorrhage: SAH)後の早期脳損傷は、神経学的転帰を悪化させます。
我々は、SAH モデルラットを用いて、SAH 後の早期脳損傷では脱分極時間が長く、細胞外グルタミン酸が過剰に放出されると、神経学的転帰がより悪化することを証明しました。
さらに、早期に脳低温療法を導入することで再分極を促進し、細胞外グルタミン酸の過剰放出とその後の神経細胞障害を抑制できることを示しました。
引き続き SAH 後の脳損傷に対する新規治療法を研究しています。

Murai et al., Sci Rep. 2022

基礎研究:もやもや病

もやもや病ラットモデルへのHMGB1(High mobility group box-1)投与を併用した間接バイパス術(EMS)

ラットの両側総頚動脈を結紮したモデルをもやもや病モデルとして、EMSを行い、血管新生促進作用のあるHMGB1を側頭筋に筋注したところ、手術側における側頭筋のVEGF(血管新生因子)濃度が上昇し、EMSでの血管新生を増強させる効果が認められました。もやもや病に対する間接バイパスの効果を高める可能性があると考えられます。

 

基礎研究:脳梗塞

ラット中大脳動脈閉塞モデルにおけるcrossed cerebellar diaschisis -小脳血流と遺伝子発現解析-

中大脳動脈閉塞ラットモデルを用いて、SPECTにて脳梗塞の予後不良因子の一つであるcrossed cerebellar diaschisis (CCD)を画像上同定し、経時的に変化することを示しました。また、このCCDには、酸化ストレスや低酸素、アポトーシスが関与していることを示しました。

Kidani et al., Int. J. Mol .Sci. 2020

臨床研究:動脈瘤

  • 「VertebroBasilar Dolichoectasia(VBD)の自然歴および外科的治療の成績に関する多機関共同前向き登録研究」
    椎骨脳底動脈の拡張、延長を来す稀な病態の治療成績を評価するための研究です。

  • 動脈瘤頸部再建機器 pulserider併用MICRUSFRAME及びGALAXYコイル塞栓術による頭蓋内動脈瘤血管内治療の“実臨床”データを収集し、その短期及び長期性能を特徴付ける前向き、多施設共同、単群試験
    CERENOVUS社製コイルによる動脈瘤治療に関する研究です。
  • 特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会データベースを用いた観察研究─パルスライダー、W-EBデバイス─:Japanese Society of Neuroendovascular Therapy Data Base (JSNET-DB)-PulseRider and W-EB registry-
    PulseRiderとW-EBデバイスを使用した脳動脈瘤治療の安全性と有効性を評価するための研究です。
  • 特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会データベースを用いた観察研究− Surpass Streamline フローダイバーターシステム−
    本邦におけるSurpass Streamlineを用いた脳動脈瘤治療の安全性と有効性を評価するための研究です。
  • 3Dプリンタ作成中空型脳動脈瘤モデルを用いた脳血管内治療術前シミュレーションの多施設共同研究
    岡山大学関連施設も含めた中空型3Dプリンタモデルを用いた脳血管内治療術前シュミレーションの有用性を評価する研究です。
  • 脳動脈瘤塞栓デバイスの安全性及び有効性 ‐観察研究‐
    i-EDコイルを使用した脳動脈瘤などの治療の安全性と有効性を評価するための研究です。
  • National Clinical Databaseを用いた日本における未破裂脳動脈瘤の治療成績に関する後ろ向き観察研究:Study on Management of unruptured cerebral AneuRysm on naTional clinical database in Japan (SMART Japan)
    未破裂脳動脈瘤に対する外科治療を分析し、治療成績や治療のリスクを因子を明らかにする研究です。
  • FREDを用いた脳動脈瘤に対するフローダイバーターの留置術の市販後初期経験に関する多施設共同登録研究(JAPAN FRED PMS)
    本邦におけるSurpass Streamlineを用いた脳動脈瘤治療の初期経験の安全性と有効性を調査するための研究です。
  • 特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会データベースを用いた観察研究−Pipeline Flex フローダイバーターシステム 
    Pipeline Flexを用いて新しく承認された適応部位に対して治療された脳動脈瘤患者 の治療情報・有害事象などを長期的に集積し、それらのデータを集積・解析して有効性や安全性を評価します。
  • 日本国内の脳神経血管内治療に関する登録研究4: Japanese Registry of Neuroendovascular Therapy 4 (JR-NET4)
    日本における血管内治療の実施状況を把握し、標準的治療と術者教育の指針を確立するために、治療成績および治療成績に影響を与える因子を評価します。
  • Flow Diverterを用いた脳動脈瘤治療の効果と安全性に関する多施設共同登録研究
    Pipeline Flexを用いる脳動脈瘤治療における,治療結果、脳動脈瘤の完全閉塞に関して評価を行います。
  • フローダイバーターの有効性と安全性に関する全国悉皆調査
    関連3学会が定めた頭蓋内動脈ステント(脳動脈瘤治療用Flow Diverter)実施基準に基づき、Flow Diverterの初期臨床使用結果を全例登録し、その有用性・安全性を検討します。

臨床研究:もやもや病

  • 病期進行型もやもや病に関する多施設共同観察研究
    全国各施設において 病期進行型のもやもや病患者さんを登録することにより経時的に病態を調査し、その臨床像、予後を解明することを目的としています。
  • 虚血発症頭蓋内内頚動脈解離の診断と治療に関する全国実態調査
    虚血発症頭蓋内内頚動脈解離の診断や治療の現状および治療成績等の実態を明らかにし、今後の治療指針に資するデータを提供します。
  • 画像検査とRNF213遺伝子検査の融合による閉塞性血管障害の新評価体系の確立
    もやもや病の発症に関わる遺伝背景を明らかにし、画像評価と遺伝因子および体内の環境因子との組み合わせによって、診断や重症度予測の精度を上げられるかどうかを検証します。
  • 乳幼児もやもや病の病態、診断、治療に関する多施設調査
    本研究は、多施設における乳幼児もやもや病のデータを集積し、乳幼児もやもや病の病態、診断、治療の現状を明らかにするとともに、治療成績を向上するための方策を確立します。
  • 脈絡叢型側副路を有するもやもや病の多施設共同登録研 Moyamoya P-Choc (Periventricular Choroidal Collateral) Registry
    choroidal channelを有する非出血もやもや病の予後を明らかにするための研究です。
  • 無症候性もやもや病の予後と治療法の確立をめざした多施設共同研究─Asymptomatic Moyamoya Registry(AMORE研究)─
    無症候性ウィリス動脈輪閉塞症(もやもや病)の疫学・病態・予後を明らかにするための研究です。

臨床研究:AVF、AVM、急性期脳梗塞など

  • 大後頭孔周辺の硬膜動静脈瘻の血管構築:骨内シャントの形態と治療結果に関する研究
    大後頭孔周囲の静脈のうち,骨内の静脈に動静脈瘻を形成する病変の画像上の解剖を明らかにし、より安全かつ確実な治療法を確立することを目的にしています。
  • 大後頭孔周辺の架橋静脈の正常解剖と硬膜動静脈瘻の血管構築及び病態の解析
    辺縁静脈洞と延髄の静脈の間を接続する架橋静脈の画像上の正常解剖を明らかにし、さらに大後頭孔周辺の硬膜動静脈瘻の血管構築と病態を分析し、治療法を確立することを目的にしています。
  • 大脳鎌部及び前頭蓋底部の髄膜腫、もやもや病における前大脳動脈硬膜枝の関与に関する検討:多機関共同研究
    大脳鎌や前頭蓋底の硬膜に発生した髄膜腫に血液を送る大脳動脈からの硬膜枝と、もやもや病における大脳鎌や前頭蓋底の硬膜から前大脳動脈への血管の繋がりとしての硬膜枝を画像上で解析し、この硬膜枝の走行や前大脳動脈との関係などの特徴を明らかにします。
  • Spinal extradural arteriovenous fistula(脊髄硬膜外動静脈瘻)の分類と各疾患群における臨床症状、血管構築、治療成績の検討:全国調査
    脊髄硬膜外動静脈瘻の血管構築や疾患分類と各疾患群の治療成績を明らかにします。
  • 腰仙髄動静脈シャント疾患の病態および血管構築に関する研究
    腰仙髄動静脈シャント疾患の病態および血管構築を明らかにして、その治療法を確立することを目的にしています。
  • Clinical significance and angiographic features of pial arterial supply to intracranial dural arteriovenous fistulas: a multicenter retrospective study (頭蓋内硬膜動静脈瘻における硬膜内脳動脈からの供血の血管構築とその臨床的重要性:多施設共同研究)
    硬膜動静脈瘻における硬膜内脳動脈からの供血とその血管構築、血管内治療の治療成績との関連を分析します。
  • TronFXⅡ+による急性期血栓回収術の有効性と安全性評価の収集について
    共同研究施設も含めたTERUMO社のTronを使用した急性期脳梗塞に対する血栓回収術の有効性・安全性の評価を行います。
  • 血管型エーラスダンロス症候群(Vascular Ehlers-Danlos Syndrome: VEDS)における頭頚部領域の血管性病変の実態と治療成績:全国調査
    エーラス・ダンロス症候群の臨床像と脳神経外科領域の合併症、治療成績を詳細に検討することによりVEDSに伴う合併症ならびにその治療成績を明らかにし、治療方法を確立することを目的にしています。

競争的獲得資金獲得状況

日本学術振興会 科学研究費助成事業

  研究代表者
若手研究 平松 匡文
若手研究 春間 純
若手研究 木谷 尚哉

研究助成金

    研究代表者
2021年度 公益財団法人 医学教育振興財団 研究助成 春間 純
特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会 研究助成 春間 純
2022年度 公益財団法人 山陽放送学術文化・スポーツ振興財団 研究助成 平松 匡文
2023年度 公益財団法人川崎医学・医療福祉学振興会 胡谷 侑貴

共同研究・関連施設

  • 岡山旭東病院
  • 津山中央病院
  • 呉共済病院
  • 福山市民病院
  • 三原興生病院
  • 尾道市立市民病院
  • 広島市民病院
  • 岡山市民病院
  • 岩国医療センター
  • 香川県立中央病院

論文

2023年

  1. Matsuda Y, Hiramatsu M, Sugiu K, Hishikawa T, Haruma J, Nishi K, Yamaoka Y, Ebisudani Y, Kimura R, Edaki H, Date I. Transvenous embolization of the direct carotid-cavernous fistula via the pterygoid plexus: illustrative case. J Neurosurg Case Lessons. 2023 Mar;5(11): CASE22558. doi: 10.3171/CASE22558. PMID: 36916525.
  2. Hiramatsu M, Sugiu K, Yasuhara T, Hishikawa T, Haruma J, Nishi K, Yamaoka Y, Ebisudani Y, Edaki H, Kimura R, Date I. Angioarchitecture of the normal lateral spinal artery and craniocervical junction arteriovenous fistula using contrast-enhanced cone-beam CT. Clin Neuroradiol. 2023 Jun;33(2):375-382. doi: 10.1007/s00062-022-01218-2. PMID: 36219219.
  3. 胡谷侑貴, 杉生憲志. 知っておくべき基本手技とトラブルシューティング 脳動静脈奇形(AVM)-. 脳神経外科速報;33:55-59,2023
  4. 平松匡文, 杉生憲志. 硬膜動静脈瘻に対する塞栓術. 脳神経外科速報;33:114-119,2023

2022年

  1. Haruma J, Sugiu K, Hoshika M, Hiramatsu M, Hishikawa T, Murai S, Nishi K, Yamaoka Y, Sato Y, Ebisudani Y, Edaki H, Kimura R, Date I. A new method of intracranial aneurysm modeling for stereolithography apparatus 3D printer: The wall-carving technique using digital imaging and communications in medicine data. World Neurosurg. 2022 Mar;159:e113-e119. doi: 10.1016/j.wneu.2021.12.018. PMID: 34896354.
  2. Murai S, Hishikawa T, Takeda Y, Okura Y, Fushimi M, Kawase H, Takahashi Y, Kidani N, Haruma J, Hiramatsu M, Sugiu K, Morimatsu H, Date I. Depolarization time and extracellular glutamate levels aggravate ultraearly brain injury after subarachnoid hemorrhage. Sci Rep. 2022 Jun;12(1):10256. doi: 10.1038/s41598-022-14360-1. PMID: 35715559. PMCID: PMC9205962.
  3. Ebisudani Y, Sugiu K, Haruma J, Murai S, Hishikawa T, Hiramatsu M, Takahashi Y, Nishi K, Yamaoka Y, Sato Y, Kimura R, Edaki H, Date I. A case of delayed foreshortening and disconnection of pipeline embolization device detected by chronological cone-beam computed tomography fusion image. Acta Neurochir (Wien). 2022 Aug;164(8):2203-2206. doi: 10.1007/s00701-022-05245-3. PMID: 35610487.
  4. 菱川朋人, 伊達 勲. 急性期治療−くも膜下出血−. 日本臨床;80(2):372-376,2022
  5. 菱川朋人, 伊達 勲. STA-MCAバイパス術のエビデンスII:本邦のデータから. 脳神経外科;50(4):745-751,2022
  6. 平松匡文, 春間 純, 菱川朋人, 杉生憲志, 伊達 勲. 脳血管内治療と感染症. 脳神経外科;50(5):969-976,2022
  7. 安原隆雄, 平松匡文, 伊達 勲. 脊髄動静脈シャント疾患−今知っておきたいこと. Clinical Neuroscience;40(10):1290-1293,2022
  8. 山岡陽子. 出産・育児を経験した女性医師の働き方改革−「働き方改革」に向けた施設・個人としての取り組み−. 脳神経外科速報;32(6):808-812,2022
  9. 平松匡文, 杉生憲志, 伊達 勲. 脳脊髄の微小血管解剖を可視化する. 脳神経外科速報;50(6):1361-1372,2022
  10. 菱川朋人, 伊達 勲. 頭蓋内血管狭窄病変アップデート. 脳神経外科ジャーナル;31(12):758-763,2022

2021年

  1. Hiramatsu M, Sugiu K, Haruma J, Hishikawa T, Takahashi Y, Murai S, Nishi K, Yamaoka Y, Date I. Osseous arteriovenous fistulas in the dorsum sellae, clivus, and condyle. Neuroradiology. 2021 Jan;63:133-140. doi: 10.1007/s00234-020-02506-9. PMID: 32761279.
  2. Murai S, Hiramatsu M, Suzuki E, Ishibashi R, Takai H, Miyazaki Y, Takasugi Y, Yamaoka Y, Nishi K, Takahashi Y, Haruma J, Hishikawa T, Yasuhara T, Chin M, Matsubara S, Uno M, Tokunaga K, Sugiu K, Date I; Okayama Cranial and Spinal A-V shunts (OCSS) Study Group. Trends in incidence of intracranial and spinal arteriovenous shunts: Hospital-based surveillance in Okayama, Japan. Stroke. 2021 Apr;52(4):1455-1459. doi: 10.1161/STROKEAHA.120.032052. PMID: 33596673.
  3. Tanoue S, Endo H, Hiramatsu M, Matsumaru Y, Matsumoto Y, Sato K, Tsuruta W, Sato M, Hirohata M, Abe T, Kiyosue H; JSNET VADA study group. Delineability and anatomical variations of perforating arteries from normal vertebral artery on 3D DSA: implications for endovascular treatment of dissecting aneurysms. Neuroradiology. 2021 Apr;63(4):609-617. doi: 10.1007/s00234-020-02549-y. PMID: 32955631.
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2020年

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