1.導入設備
手術室
総合診療棟1階のIVRセンター内にて手術を行います。ここには、手術室と同等の清潔度を保つシステムが導入されています。
1.2テスラオープン型 MRI
MRI撮影機は、国内で最大磁場(1.2テスラ)を誇るオープン型MRIが設置されています。
手術中の様子。術者後方の扉のむこうに見えるのがMRI装置
2.実際の撮影の流れ
まず、術前の画像情報をもとにナビゲーションの登録を行い、この情報をたよりに、腫瘍を摘出します。
ほぼ腫瘍が摘出できたと判断した時点で、術中MRI撮影を行います。
この撮影により、手術に用いるナビゲーションの情報もアップデートします。
撮影された画像で摘出度を確認します。残存腫瘍があると認められた場合は、されに摘出操作を加え、完全摘出を目指します。
3.安全管理
術中MRI撮影は、高磁場の中で行われますので、磁性体の持ち込みはできません。手術では多くの金属機器が使われますが、撮影時のトラブルを避けるため、高度な安全管理が要求されます。当院では、専門チームを編成し、詳細なマニュアルを作成して、安全第一で行っています。
MRI室へ
MRI室内で撮影準備
撮影中の麻酔医による患者管理