「悪性グリオーマの治療に伴う脳浮腫に関する後方視的調査」
へご協力のお願い
(H27.11.6一部修正)
-平成22年1月1日から平成27年9月30日まで岡山大学病院脳神経外科において悪性神経膠腫で手術加療を行った患者さまへ-
研究機関名 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
岡山大学病院
研究機関の長 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 研究科長 谷本 光音
岡山大学病院 病院長 槇野 博史
研究責任者 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 生体制御科学専攻
脳神経制御学講座 脳神経外科学分野 教授 伊達 勲
1.研究の概要
(研究の目的及び意義)
悪性神経膠腫は、周囲の正常な脳に浮腫(むくみ)を引き起こし、症状を悪化させます。また治療によって脳浮腫がさらに増強されることがあります。その程度を正確に解析することによって、どのような患者さんで浮腫が強くなるかを予測し、必要に応じた適切な予防的処置を講じることによって、浮腫の程度を減らし、治療をスムースに行うことができると予想されます。今回の研究では、過去に手術を行った患者さんを対象として、手術前後での脳浮腫の程度を調べます。
2.研究の方法
1)研究対象者
平成22年1月1日から平成27年9月30日まで岡山大学病院脳神経外科において悪性神経膠腫で手術加療を行った患者100人を対象とします。
2)研究期間
平成27年11月9日~平成28年1月8日
3)研究方法
患者さんの、術前から術後の治療期間中のカルテ記録から、症状や、画像や血液など各種検査の結果(以下に記載)、経過についての情報を収集します。なお、個人情報が外部に漏れることはありません。
・年齢、性別、病理診断、治療歴、治療効果、治療内容、治療日、使用薬剤、放射線照射方法、血液検査結果、画像検査結果など
4)使用する情報
研究に使用する情報として、診療録から抽出した情報を使用させていただきますが、あなたの個人情報は削除し、連結可能匿名化し、個人情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
5)情報の保存及び廃棄の方法
本研究に使用した情報は研究終了後5年間保存させていただきます。保存期間終了後は電子情報はコンピュータから削除しその他の情報はシュレッダーで裁断し廃棄します
6)情報の保護
本研究に使用する情報は岡山大学臨床研究棟9階 脳神経外科医局 准教授室内で厳重に取り扱います。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。
7)研究計画書および個人情報の開示
あなたのご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、この研究の計画および研究の方法に関する資料を入手または閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、この研究におけるあなたの個人情報等にあなたが希望される場合は開示致します。 あなたの同意により、ご家族等を交えてお知らせすることも出来ます。内容についておわかりにくい点がありましたら、遠慮なく担当者にお尋ねください。 この研究の結果はあなたの個人情報が分からない形にして学会、論文、インターネット掲載で発表しますのでご了承下さい。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。また、あなたの情報が研究に使用されることについてご了承いただけない場合には研究対象としませんので、平成27年12月8日までに下記の連絡先までお申出ください。この場合も診療など病院サービスにおいて患者の皆様に不利益が生じることはありません。
<問い合わせ・連絡先>
岡山大学病院 脳神経外科 准教授 市川智継
電話:086-235-7336(平日:9時〜17時) ファクス:086-227-0191