─2013年1月1日から2017年5月29日まで 岡山大学病院 小児頭蓋顔面形成センターにおいて 頭蓋骨縫合早期癒合症と診断されて頭蓋形成術を 受けられた方へ─ 「頭蓋骨縫合早期癒合症に対する最適な手術術式の検討」へ ご協力のお願い 研究機関名 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 岡山大学病院 研究機関の長 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科長 那須保友 岡山大学病院長 金澤 右 研究責任者 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 生体制御科学専攻 脳神経制御学講座 脳神経外科学分野 助教 亀田雅博 1.研究の概要(研究の背景、目的及び意義) 頭蓋骨縫合早期癒合症のお子さんに対しては、頭の形の改善のみならず、頭蓋内環境の改善、ひいては治療後の発達を促すことを目標に頭蓋形成術を実施しています。頭蓋形成術には主として2つの手術法があり、お子さんの病状に応じてこれらの手術法を使い分けております。本研究では、岡山大学病院小児頭蓋顔面形成センターにて2013年以降実施した手術症例について、術式、合併症、術前術後経過を分析し、安全性と有用性を評価することで、今後の治療法に応用することを目標とします。 2.研究の方法 1) 研究対象者 2013年1月1日から2017年5月29日まで岡山大学病院小児頭蓋顔面形成センターにて実施した手術全例を対象とします。 2) 研究期間 2017年8月4日 〜 2032年5月29日 3) 研究方法 カルテ情報を基に ①どの縫合が癒合しているか ②単一縫合の癒合か複数縫合の癒合か ③選択された術式 ④手術・周術期合併症 ⑤術前術後経過(発達・頭蓋容積・頭蓋形態等) について検討します。これにより頭蓋骨縫合早期癒合症に対する我々の治療法を安全性と有用性の観点から再評価し、今後の手術術式の決定に応用します。 4) 使用する情報 研究に使用する情報として、以下の情報を抽出し使用させていただきます。情報の管理はコード番号等で行い、氏名、生年月日などあなたを直ちに特定できる情報は削除し、あなたの情報が漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。ただし、必要な場合に個人を識別できるように、原則としてあなたの氏名などの情報とコード番号の対応表を残しています。 年齢・性別・術式・どの縫合が癒合しているのか・頭蓋容積・ 頭蓋形態,発達・術中周術期合併症等 5) 情報の保存及び廃棄の方法、二次利用 本研究に使用した情報は研究終了後5年間、岡山大学病院 臨床研究棟9階 脳神経外科医局 准教授室内で厳重に保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。保存期間終了後は電子情報はコンピューターから削除し、その他の情報はシュレッダーで裁断し廃棄します。 6) 研究計画書および個人情報の開示 あなたまたは代諾者のご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、この研究の計画および研究の方法に関する資料を入手または閲覧することが出来ますので、お申し出ください。 また、この研究におけるあなたの個人情報等の開示はあなたまたは代諾者が希望される場合に行います。 この研究の結果は氏名、生年月日などあなたを直ちに特定できる情報を分からない形にして学会、論文で発表しますのでご了承下さい。 この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。また、あなたの情報が研究に使用されることについてご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2017年9月30日までに下記の連絡先までお申し出ください。この場合も診療など病院サービスにおいて患者さんに不利益が生じることはありません。 〈問い合わせ・連絡先〉 岡山大学病院 脳神経外科 助教 亀田雅博 電話:086-235-7336(平日9時から17時) Fax:086-227-0191