2007年1月1日~2017年12月31日の間に 当科において脊髄硬膜動静脈瘻の治療を受けられた方へ
―「栄養動脈から脊髄動脈が分岐する脊髄硬膜動静脈瘻の診断と治療」へ ご協力のお願い― 研究機関名 岡山大学病院 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 研究機関長 岡山大学病院長 金澤 右 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科長 那須保友
研究責任者 岡山大学病院 脳神経外科 助教 平松匡文 研究分担者 岡山大学病院 脳神経外科 教授 伊達 勲 岡山大学病院 IVRセンター 准教授 杉生憲志 岡山大学病院 脳神経外科 講師 安原隆雄 岡山大学病院 脳神経外科 助教 菱川朋人 岡山大学病院 脳神経外科 医員 西廣真吾 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 脳神経外科学 木谷尚哉 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 脳神経外科学 髙橋 悠 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 脳神経外科学 村井 智 脊髄硬膜動静脈瘻は両下肢の麻痺、感覚の障害、排尿や排便の障害を生じ、治療しないと進行してしまうため、早期の外科的治療が必要です。外科的治療として、血管内治療による塞栓術と直達術での遮断術があります。当科では血管内治療を第一選択としていますが、動静脈瘻の栄養動脈から正常の脊髄を栄養する動脈が分岐する場合、血管内治療は適しておらず、直達術を行うことが勧められています。 当科での脊髄硬膜動静脈瘻の症例を分析し、栄養血管となっている分節動脈や、その対側の分節動脈から脊髄動脈が分岐しているかどうかを確認し、画像検査の違いによる脊髄動脈の診断能を検討します。関与する血管や治療結果等の違いを検証することにより、今後の診断方法、治療方針を変更する必要があるかどうか、検討することが目的です。 これらの疾患は希少疾患であり、現段階で全国的にも診療方針は定まったものはありません。治療として血管内治療と直達手術の両者が行われる可能性がありますが、その治療法の選択において正常脊髄動脈の関与の有無を判断することは、合併症を避けるためにも非常に重要であり、画像検査による診断能の違いを判明させることで、今回の研究は意義があると考えられます。 2007年1月1日~2017年12月31日の間に岡山大学病院脳神経外科において脊髄硬膜動静脈瘻の治療を受けられた方18名を研究対象とします。 2018年4月24日~2018年6月30日 2007年1月1日~2017年12月31日の間に当院において脊髄硬膜動静脈瘻の治療を受けられた方で、研究者が診療情報をもとに年齢・性別・既往・症状・診断名・MRI画像所見・血管撮影所見・治療情報・合併症に関するデータを選び、診断・治療結果に関する分析を行います。 この研究に使用する情報として、カルテから以下の情報を抽出し使用させていただきますが、氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できる情報は削除し使用します。また、あなたの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。 ・年齢、性別、既往、症状、診断名、MRI画像所見、血管撮影所見、治療情報、合併症に関するデータ この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学病院脳神経外科内で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。なお、保存した情報を用いて新たな研究を行う際は、倫理委員会にて承認を得ます。承認された後にホームページ等で研究内容の公表を行い、拒否機会を設けます。 一定の期間保存が必要な理由は、研究終了後も論文作成やデータ確認を行う事が想定されるためです。 廃棄の際には、個人情報に十分注意して、電子情報はコンピューターから完全抹消し、紙媒体(資料)はシュレッダーにて裁断し廃棄します。
あなたのご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。 また、この研究における個人情報の開示は、あなたが希望される場合にのみ行います。あなたの同意により、ご家族等(父母(親権者)、配偶者、成人の子又は兄弟姉妹等、後見人、保佐人)を交えてお知らせすることもできます。内容についておわかりになりにくい点がありましたら、遠慮なく担当者にお尋ねください。 この研究は氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できるデータをわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。 この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2018年5月31日までの間に下記の連絡先までお申し出ください。この場合も診療など病院サービスにおいて患者の皆様に不利益が生じることはありません。 <問い合わせ・連絡先> 岡山大学病院 脳神経外科 氏名:平松匡文 電話:086-235-7336(平日:8時30分~17時15分) ファックス:086-227-01911.研究の概要
1) 研究の背景および目的
2) 予想される医学上の貢献及び研究の意義
2.研究の方法
1) 研究対象者
2) 研究期間
3) 研究方法
4) 使用する情報
5) 情報の保存、二次利用
6) 研究計画書および個人情報の開示