2015年1月1日~2019年6月30日の間に
当科において頸椎変性疾患の手術治療を受けられた方へ
―「頸椎変性疾患術後せん妄発症を予測する因子の検討」へご協力のお願い―
研究機関名 岡山大学病院
岡山大学病院医歯薬総合研究科
研究機関長 岡山大学病院長 金澤 右
岡山大学病院医歯薬総合研究科長 那須 保友
研究責任者 岡山大学病院 脳神経外科 講師 安原 隆雄
研究分担者 岡山大学病院 脳神経外科 医員 金 恭平
術後せん妄とは、手術のあと、一過性に出現する意識障害のことです。これを発症すると、患者さんの経過に悪い影響を及ぼし、入院期間が長くなることが知られています。当科では、頸椎変性疾患の手術治療を受けた方が術後せん妄をきたすことを予測する因子の研究を行っています。この研究は、術後せん妄の新たな危険因子を発見することが目的です。
本研究により術後せん妄の予防や早期治療につながる可能性があると考えています。
2015年1月1日~2019年6月30日の間に岡山大学病院脳神経外科において頸椎変性疾患の治療を受けられた方を研究対象とします。
2018年4月20日~2019年12月31日
2015年1月1日~2019年6月30日の間に当院において頸椎変性疾患の治療を受けられた方の診療情報を取得します。そして、術後せん妄発症の関連性に関して分析を行い、術後せん妄発症を予測する因子について調べます。
この研究に使用する情報として、カルテから以下の情報を抽出し使用させていただきますが、氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できる情報は削除し使用します。また、あなたの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
1)患者基本情報:年齢、性別、身長、体重、診断名、既往歴、術前神経所見、術前QOL評価
2)画像所見:CT、MRI、Xp
3)手術手技に関する情報:手術時間
4)術後せん妄発症の有無
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学病院脳神経外科内で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。なお、保存した情報を用いて新たな研究を行う際は、倫理委員会にて承認を得ます。
あなたのご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
また、この研究における個人情報の開示は、あなたが希望される場合にのみ行います。あなたの同意により、ご家族等(父母(親権者)、配偶者、成人の子又は兄弟姉妹等、後見人、保佐人)を交えてお知らせすることもできます。内容についておわかりになりにくい点がありましたら、遠慮なく担当者にお尋ねください。
この研究は氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できるデータをわからない形にして、論文で発表しますので、ご了解ください。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。また、あなたの試料・情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2019年8月31日までの間に下記の連絡先までお申し出ください。この場合も診療など病院サービスにおいて患者の皆様に不利益が生じることはありません。
<問い合わせ・連絡先>
岡山大学病院 脳神経外科
氏名:金 恭平
電話:086-235-7336(平日:8時30分~17時00分)
ファックス:086-227-0191