─2011年1月1日から2016年12月31日まで 岡山大学病院 脳神経外科において MEP(運動誘発電位)モニタリング下にクリッピング手術を 施行した方へ─ 「脳動脈瘤クリッピング手術における一時遮断の許容時間に関する研究」 へご協力のお願い 研究機関名 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 岡山大学病院 研究機関の長 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科長 那須保友 岡山大学病院長 金澤 右 研究責任者 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 生体制御科学専攻 脳神経制御学講座 脳神経外科学分野 助教 亀田雅博 1.研究の概要(研究の背景、目的及び意義) 脳動脈瘤の手術では、動脈瘤近くの太い血管の血流を一時閉塞させることがあります。一時閉塞は、万が一術中に出血した際の出血コントロールに有効ですが、長時間の閉塞は脳梗塞誘発の恐れがあるため、運動野を電気刺激しその反応を確認し、安全に一時閉塞を行っています。本研究では、当科にて2011年から2016年に運動野電気刺激によるモニタリング下に、クリッピング手術を実施した全症例を対象に、安全確実な運動野電気刺激モニタリングの手法について検討します。 2.研究の方法 1) 研究対象者 2011年1月1日から2016年12月31日まで岡山大学病院 脳神経外科において、MEP(運動誘発電位)モニタリング下にクリッピング手術を施行した方を対象とします。 2) 研究期間 2017年10月6日 〜 2018年11月30日 3) 研究方法 当該患者さんに対して、何分ぐらい動脈瘤近くの太い血管を一時閉塞させたかを調べ、また一時閉塞中に、運動野の電気刺激により得られる反応がどのように変化したか情報を収集します。また、手術・周術期合併症、術前術後経過についても情報収集します。 4) 使用する情報 研究に使用する情報として、以下の情報を抽出し使用させていただきます。情報の管理はコード番号等で行い、氏名、生年月日などあなたを直ちに特定できる情報は削除し、あなたの情報が漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。ただし、必要な場合に個人を識別できるように、原則としてあなたの氏名などの情報とコード番号の対応表を残しています。 1) 患者基本情報:年齢、性別、動脈瘤の部位 2) 一時遮断の有無 3) 一時遮断症例での振幅変化 4) 術後経過 5) 情報の保存及び廃棄の方法、二次利用 本研究に使用した情報は研究終了後5年間、岡山大学病院 臨床研究棟9階 脳神経外科医局 准教授室内で厳重に保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。保存期間終了後は電子情報はコンピューターから削除し、その他の情報はシュレッダーで裁断し廃棄します。 6) 研究計画書および個人情報の開示 あなたまたは代諾者のご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、この研究の計画および研究の方法に関する資料を入手または閲覧することが出来ますのでお申出ください。 また、この研究におけるあなたの個人情報等の開示はあなたまたは代諾者が希望される場合に行います。この研究の結果は氏名、生年月日などあなたを直ちに特定できる情報を分からない形にして学会、論文で発表しますのでご了承ください。 この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、ご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2017年11月30日までに下記の連絡先までお申出ください。この場合も診療など病院サービスにおいて患者さんに不利益が生じることはありません。 〈問い合わせ・連絡先〉 岡山大学病院 脳神経外科 助教 亀田雅博 電話:086-235-7336(脳神経外科医局:平日9時から17時) Fax:086-227-0191